ファスティングとは?
ファスティングとは、一定期間食事を断食することで、身体や心に様々な効果があるとされる健康法です。ファスティングは、宗教的な理由や医療目的で行われることもありますが、最近ではダイエットや健康維持の目的で行われることも多くなっています。
ただ減量が叶うだけでなく、デトックスや体質、肌質、メンタルの改善などにもプラスの効果があると言われていて、興味を持つ人も多いのではないでしょうか。
ただ、非常に多岐に渡るやり方があり、特に初めてトライしてみようという人にとっては、不安も大きいですよね。
手軽に始められるワンデイクレンズ(1日ファスティング)や時間を決めて行う16時間ファスティング、反対に水や酵素のみを摂取しながら数日行う本格的なファスティングまで、さまざまな種類のファスティングがあって、何が自分に合うのか、はたまたちゃんとやり遂げられるのか、など不安や迷いがありますよね。
そこで、この記事では、ファスティングが何かわからない、自分にあったファスティングのやり方がわからない、といったお悩みを解決します。
本記事の内容
本記事の内容
ファスティングとは
ファスティングの効能
ファスティングの種類
目的に合わせたファスティングの選び方
ファスティングをする時の注意点
この記事を書いている私は、以前、ファスティングを行い、トータルマイナス8キロ減量することに成功しました。ただ痩せたという事実だけでなく、ファスティングを達成したことで、自分に自信を持つことができ、このように役立つ情報を発信したいと思うようになりました。
現在は、集英社のファッション雑誌、LEEの公式ブロガーとして活動しています。
では、改めてファスティングについてお話しします。
ファスティングとは?
ファスティングとは、一定の期間食べ物を断つ行為です。多くは、固形の食べ物を半日~数日間摂取しないことを指します。ファスティングの実施期間は半日~2週間までさまざまです。また、摂取する物や栄養素が決まっているやり方などもあります。
ファスティング(fasting)とは、英語のfastという動詞(断食する、絶食をする)の名詞形で「断食」「絶食」を意味し、古くから宗教的な行為として行われてきました。最近では体調管理や体内のデトックス、腸活や妊活を目的に実施する人も増えており、身体のリセット・整え方の1つとして注目されています。
このページでは、健康維持や、体調、心身のコンディションを整えるためのファスティングについてのみ言及しますので、宗教的な意味合いを持つ断食をはじめ、水分、栄養分を何も摂取しないファスティングについては割愛します。
あなたがしたいファスティングは何を目的としたファスティング?
ファスティングを行うにあたって、「優先したいことはなにか」をまず考える必要があります。ファスティングに興味をもっていらっしゃる方はまずこのようなお悩み、理想がありませんか?
・体重を落としたい
・体の不調をリセットしたい
・肌荒れを直したい
・食生活の乱れをリセットしたい
など、人によって悩みや期待することはさまざまあり、違うと思いますが、何を目的としてファスティングを行うのかによって、ファスティングのやり方は大きく変わってくるので、詳しく見ていきましょう。
ファスティングの種類 期間
ファスティングを行う期間について、どのようなものがあるかをまずお話しします。
・1食ファスティング
・1日ファスティング
・16時間ファスティング
・3日間ファスティング
・5〜7日間ファスティング
・1週間以上のファスティング
大きく分けるとこの6つです。
減量目的or デトックス
減量目的なら置き換えファスティングや16時間ファスティングでもOK、デトックスや体質改善目的なら3日以上のファスティングがオススメ
ファスティングは、固形物を摂らずに限定的なドリンクなどのみを摂取して一定期間過ごす事で、胃腸をはじめとした内臓が消化・吸収活動をせず休ませることができ、添加物や重金属を排泄する働きがあるといわれています。そのため、デトックス効果や腸内環境を整える効果を期待して実施されることが多いです。また、腸内環境が整うことで、免疫力の向上や肌荒れの改善効果なども期待されます。
また、絶食などによる栄養飢餓状態で起こるオートファジーには、栄養源のリサイクルや細胞内で過剰なもの、有害なものを分解する機能をもっているといわれています。
後ほど詳しく解説しますが、48時間以上ファスティングをするとケトン体という物質が体内に生成され、エネルギー源が糖分から脂肪分に変換され、脂肪分を燃焼するようになります。
これらの理由から、デトックス、体質の改善、肌質改善を行いたい方は、3日以上のファスティングを行い、オートファジーの状態を体内で作る必要があります。また、後の方に触れますが準備食、回復食に関しても、人工調味料や添加物のない食材を選んで摂取することで体質の改善が期待できます。
減量のみを目的としている方は、もちろん3日以上のファスティングでも非常に効果がありますが、空腹に耐えられるか心配な方や、無理のない範囲で続けたい方は16時間ファスティングや、1食置き換えファスティングでも効果が見られます。
オートファジーとはなにか?
オートファジー=Autophagyのautoはギリシャ語で「自己」、phagyはphage等と同類で「食べる」の意です。日本語では、自食作用とか自己貪食などというおどろおどろしい訳語が使われますが、要するに細胞が自己成分を分解する機能のことです。近年オートファジーの研究は飛躍的に発展し、オートファジーが発がん、神経変性疾患、2型糖尿病等の生活習慣病、心不全、腎症、感染症、各種の炎症など、さまざまな重要疾患の発症を抑止していること、また発生・分化、老化、免疫などにおいて重要な生理機能を持つことが明らかになり、オートファジー研究は現在大きな注目を集めている研究分野です。
大阪大学大学院 生命機能研究科細胞内膜動態研究室/医学系研究科遺伝学教室 HP https://yoshimori-lab.com/research/毎度あり/ より引用
食事を摂らない時間、期間んを意識的に作り、オートファジーの状態に体をさせることで、さまざまなメリットがあることがわかります。
次回は、それぞれのファスティングのやり方や注意点についてお話しします!